ウェルシュ・コーギ・ペンブロークの「しっぽ」について
WELSH CORGI PEMBROKE
 ウェルシュ・コーギ・ペンブロークの尾が無尾または短いのは生まれたときからと思っていませんか?今、ペンブロークのしっぽについての問題が世界中で論争になっております。日本においても断尾に対して異議を唱える愛犬家が増え、断尾をしないペンブロークの姿を目にするようになりました。ここでは断尾について考えてみたいと思います。
「ペンブロークのしっぽが短くされるようになったのはなぜ?」
 コーギのしっぽは断尾と言う習慣により生後間もないうちに切られてしまいます。日本の多くのコーギー関連書には「ウェルッシュ・コーギ・ペンブロークは牛追いの使役犬であり、作業中の牛に踏まれてのけがを防ぐために行われるようになった」と書かれています。しかし実際には10世紀近くまでさかのぼる古い歴史を持つ犬種だけに本当のことはわからないようです。近年の有力な説として、当時の税制に関与するとも言われています。
 イギリス王室のゲームハンティングのための鹿が農夫達の犬に荒らされないよう、犬はつま先を切り落とすか大腿部を傷つけ早く走れないように求められていたそうです。もちろんこれでは牧羊犬として仕事が出来ないわけですから、農夫達は税金を納めることで犬を傷つけることを免除されていたようです。ここでお金のない農夫達が考えたのが「断尾」です(しっぽを切きると早く走れないと考えられていたそうです)。
 19世紀中頃もう一つのコーギーであるカーディガンとペンブロークが交わった時期がありましたが、1934年にKCはこの2種を別の犬種と認定し、ペンブロークのスタンダードにしっぽがないことを記載したのです。
ウェルシュ・コーギ・ペンブロークのルーツ
 ヨーロッパを中心に大論争の的になっているのがペンブロークの断尾の問題です。欧州各国が相次いで「断尾」や「断耳」を禁止する法律が制定されました。これは動物の権利を保護すると言う思想、「動物に不要な痛みを強いることは許されるべからず」と言った考えです。これに反対するのはペンブローク・ファンシャー、ペンブロークの姿が大きく変わってしまうと言う理由で大論争になっています。
 しかし、動物愛護精神の強い欧米の人たちがこの思想に賛同しここ10年の間に断尾・断耳を禁止する法律が北欧を中心に広がっています。現在に至っては多くの国々がこの法律を採用しています。
 日本にも「動物の愛護及び管理に関する法律」があります。この中に基本原則として
「第二条 動物が命あるものであることにかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめることのないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない」とあります。この言葉を見る限り断尾や断耳の行為は、十分この法律に値するものではないかと感じるのは私だけではないはずです。いずれにせよ断尾や断耳がはっきりと法律で禁止されることを切に願います。
「各国の対応」
〜欧州各国では〜
 断尾が禁止されたことで、ドック・ショーにおいても断尾をしていないペンブロークが堂々と出陣しております。現在、しっぽを付けているペンブロークの出場は半数以上を占めているそうです。もちろん、ショーではしっぽのあるなしの関わらず同じリングで審査され、その成績も肩を並べるほどです。
 尾に関するスタンダードはイギリス(KC)が各国のコーギー・クラブに意見を述べる形でルールがある程度統一されています。(下記)

「ペンブロークの尾に関するスタンダード(KC)」
 尾は短く。出来れば生まれつき短いのが理想的。断尾している場合は短く。断尾していない場合は、トップ・ラインからまっすぐ伸びる形で背より上に巻きあがらないこと。動いているときは背と一直線上に、止まっている時はこれより低くあること。尾の付け根の位置が高過ぎるのも、低過ぎるのも望ましくない。

〜イギリスの場合〜
イギリスの場合欧州の国々とは違った転回になりました。イギリスにおける断尾を禁止する法律は1991年に法案制定し、1993年7月1日に施行されています。しかしその内容についてはかなり寛容で「断尾は獣医師のみが行う。素人による断尾は禁じる」と言うものです。これには裏があり断尾禁止に反対するブリーダーが集まり組織を結成、断尾をする権利を守るために集団で運動、反対勢力に圧力をかけたのです。その結果水際で断尾を完全に禁止する法律が阻止されてしまいました。イギリスでは、「素人による断尾は禁止」と言うものになってしまったのです。

〜アメリカの場合〜
アメリカの場合は混乱するヨーロッパの国々とは対照的に、今まで通り断尾が行われています。断尾に反対する動物権利保護団体よりもAKC(アメリカケネルクラブ)関係者の力が強いというのがその理由のようです。今後も断尾が禁止されることはありえないと強気の姿勢のようです。

〜日本の場合〜
FCIの傘下にあるジャパンケネルクラブ(JKC)はFCIのスタンダードに準ずることになり、従ってウェルシュ・コーギ・ペンブロークの原産国であるイギリス(KC)に従うことになります。しかし外産と呼ばれる犬たちはアメリカ産が大半で実際にはアメリカのスタンダードの影響を受けているようです。
「ナチュラル・ボブへの期待」
 ナチュラル・ボブとは生まれつきにして無尾か極端の短いしっぽのことです。実際、19世紀中頃以前カーディガンとの交雑がなかった頃はナチュラル・ボブがふつうに存在していたらしいのです。ヨーロッパの国々が断尾を」禁止した今、ペンブロークしっぽのない姿を守ろうと、この無尾の遺伝子を持つペンブロークの存在が各コーギークラブから注目を集めています。
ナチュラル・ボブへの研究はノルウェーが最も進んでおり、ノルウェーのドックショウではこのナチュラル・ボブのペンブロークがBOB(ベストオブブリード)選ばれたこともあるそうです。しっぽのないぷりぷりお尻を愛するペンブロークファンシャーにとっては朗報でしょうか。いずれにせよ不要な痛みをあたえなくてすむのであればこれはこれで一つの選択かもしれません。
「ある獣医さんの証言」
 生後間もない子犬は神経も未発達で断尾による痛みはほとんどないと記載する書物もサイトも多い。私はこの誤った記述に怒りさえ覚えます。これはある獣医師の証言です。まず外科的に断尾する場合、麻酔はしません。生まれたての子犬には麻酔の方が危険だからです。しっぽが全くない状態が望ましいコーギーの断尾は根本から切除されます。このとき激しい痛みからものすごい悲鳴を上げるため,、他の患者さんがいるときは出来ず、昼休みや診療時間外に行うそうです。断尾後の処置は脊椎の延長上にある尾椎の一部が露出するため縫合します。しかし母親に傷口をなめられるなどして化膿し死亡する例も少なくないそうです。もう一つの方法としてブリーダー自らが行うバンディングという方法があります。しっぽの根本にきつくゴムを巻き付け腐り落とす方法です。慣れた人が行うべきで、骨と骨の間、軟骨の部分にうまく巻き付けなければなりません。とにかく素人の処置は感染症の危険がありおすすめできないとのことでした。ちなみにこの獣医さんの腕が良く断尾の依頼も多いのですが、最もやりたくない仕事だと話してくださいました。
「断尾について考えを述べているサイト紹介」
http://well-mannered.org/
犬の整形
のページには断尾についての真実がリアルに書かれています。
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Pochi/5250/index.html
愛犬、E・スプリンガー・スパニエルのポンちゃんのサイト。
断尾に関する情報とオーナーの考え方に賛同!
http://www24.big.or.jp/~ruca/index.html
DOGGODかわいいかわいい断尾をしていないヨーキーのサイト。断尾についての獣医師の意見や賛否のアンケートがあります。(断尾については下記ページ)
http://www24.big.or.jp/~ruca/god/syuku/index.html
http://www2.justnet.ne.jp/~bar2/
犬猫の里親募集サイトですが、断尾について述べられています。
(断尾の秘密のページ
http://www.ne.jp/asahi/dog/studiocliff/ 
サイトオーナーさんの愛犬クリフ、クリフデータのページに断尾について述べられています。
http://corgi-tail.hp.infoseek.co.jp/
しっぽ付きコーギーの集まるサイトです。なんといっても参加者の画像がかわいい!!

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